Hirayaブログ

@fumi_mdのブログです。たまに何かを書くと思います。

アプリを中国語に翻訳したら収益はどうなったか

今回は「7年後で待ってる」を中国語に翻訳してもらった結果、収益はどうなったのか?について書こうと思います。

中国語翻訳の経緯については以下の過去記事をご覧下さい。

結論から言うと、日本よりも利益が出ました。

中国の広告単価

Android

ご存知の通り、中国ではGooglePlayが規制されています。

そのため、Android中国版はまったく利益が出ませんでした。

総合的な広告の単価は日本の100分の1以下です。

一応Admobは使えますし、他にもそれなりに使えるアドネットワークはあるのですが、構造的な問題があるのでどんなアドネットワークを使っても単価の上昇は望めないと思います。

但し、外国人には導入の難しい現地アドネットワークを使うと最大で日本の10分の1くらいの単価は出るようです。

代理で広告の運用をお願い出来る現地のパートナーがいる方は試してみると良いかもしれません。

iOS

iOSの広告単価は日本と全く遜色ありません。

Admobも使えますし、その他のアドネットワークも当然使えます。

何か特筆することも無いと思います。

課金モデル

iOSは広告単価と同様です。日本と変わりありません。

続いてAndroidですが、こちらもやはりGooglePlayが規制されてるため、通常(google)の販売システムは使えません。

どうしても課金アイテムを売りたい場合はAlipay等の中国で使われている電子決済サービスを自前で導入する必要があります。しかしこれは非常にハードルが高く、個人開発者がやるのは実質、不可能かと思います。

広告の時と同様に現地のパートナーを探すのが現実的な方法となってきます。

中国は人が多い

中国の人口は14億近くあります。

ここまで読むと「収益が得られるのはiOSだけか……」とがっかりするかもしれませんが、iOSだけでも十分に利益は見込めます。

事実、僕のアプリも日本で得た収益よりも中国で得た収益の方が高くなりました。

自作アプリの中国語への翻訳を考えているが、収益面での見通しが暗そうなので悩んでいるという方は、ぜひ一歩踏み出してみて良いかと思います。

その他

中国語使用人口

中国語に翻訳すると、中国本土以外にも台湾、香港、マカオシンガポール等の人々にリーチ出来ます。中国本土に比べれば数は少なくなりますが、それでも華僑などを合わせればゆうに5000万人を超える人数となります。中国本土以外ではGooglePlayやそれを介した課金ビジネスも使えますし、広告単価もそんなに悪くありません。

結局はユーザーに遊んで貰えるかどうかが重要

中国市場が悪くないといっても、そもそもアプリをDLして遊んで貰えないことには収益も何もありません。

しかし、中国と日本は文化的に似通った面が多いので日本で多くDLされたゲームであれば、中国でも沢山の人にプレイされる可能性は高いと思います。

僕の作ったアプリなどは、運良く中国で日本以上に多くのユーザーさんに遊んで頂けました。

何が起こるかなんて誰にも分かりません。もしチャンスがあるならチャレンジしてみて損はないと思います。

終わりに

三ヶ月以上も前の過去記事で「収益のことも分かればまた書きたいと思います!」と息巻いていた割には、なんだか大雑把な中身になってしまいすみません。

一応大事な所は書いたつもりですが、もしここが分からない!とかPujia8スタジオ関連でこれが…とかあれば、知っている範囲で答えますので誰でもtwitter等で聞いてください。